盲・ろう者含む身体に障がいのあるアーティストによるミックスエイブルカンパニー、Mi-Mi-Bi(みみび)。
2022年10月13〜16日の4日間、ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川(京都)を会場に、Mi-Mi-Biとは何かをゆっくり紐解き、個々のメンバーの日常と表現の時間を行き来するエキシビジョンを行いました。
冠タイトルになっている『A Gathering in a better world』とは、 障がいのあるアーティスト同士の出会いやネットワーキング、クリエイティブ空間の構築を目的として、ゲーテ・インスティトゥートとドイツの国際演劇フェスティバルFestival Theaterformenが共同で立ち上げたプロジェクトです。2022年7月のブラウンシュヴァイクを皮切りに、京都、モンテヴィデオ、ヨハネスブルク、上海で各都市それぞれのギャザリングを展開しました。
京都のギャザリングでは、Mi-Mi-Biをプログラムディレクターに招聘いただき、また、KYOTO EXPERIMENT 2022の連携プログラムとして実施。ディスカッション、ワークショップ、オープンスタジオ、インスタレーションなどすべての企画とその空間、時間、ゲスト、交流の形をアーティスト自らが決定し実行しました。期間中には非公開のプログラムとして、障がいのあるアーティスト同士の交換・交流の場「ギャザリング」の機会も設けました。
チラシ: A Gathering in a better world with Mi-Mi-Bi from Dance Box 表
チラシ: A Gathering in a better world with Mi-Mi-Bi from Dance Box 裏
【記録写真】
Goethe-Institut Osaka Kyoto/Toshihiro Shimizu
A GATHERING IN A BETTER WORLD
Mi-Mi-Bi「feel & LIFE & …」
会期:2022年10月13日(木)~10月16日(日)
会場:ゲーテ・インスティトゥート ヴィラ鴨川
参加費:無料
主催:ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都
共催:NPO法人DANCE BOX
手話通訳:三田宏美、久保沢香奈、青山好一、他
関連プログラム:こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)
こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)プロジェクト協働メンバー:文、内田結花、橋本実弥
障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。