プロジェクト
ダンスカンパニーMi-Mi-Bi
社会や暮らしのなかに障害を覚える身体のパフォーマーを含む、コンテンポラリーダンスカンパニー「Mi-Mi-Bi(みみび)」。それぞれに異なる身体性や感覚、世界の捉え方を観客と共有できる方法を模索し、作品創作を行っている。 2022年に結成し、豊岡演劇祭2022フリンジセレクションにて『未だ見たことのない美しさ』上演。その創作のプロセスを追ったドキュメンタリーも、映像作品・映画として公開され話題を呼んだ。
ダンスボックスにおける、
これまでの障がいを持つパフォーマーとのプロジェクトについて
2007年
循環プロジェクト、スタート。
ダンス、音楽、美術のワークショップを開催する。
2008年
ワークショップ参加者で、ダンス作品「≒2(にあいこーるのじじょう)」を制作し、4月大阪にて上演を成功させる。(演出:砂連尾理、川井ミカコ、スカンク)本作は高く評価をされ、同年12月に東京で開催されたコラボシアター・フェスティバルに招聘される他、松山、神奈川、三田など、6か所を巡演する。
2009年
ベルリンを拠点に活動する「劇団ティクバ」と「循環プロジェクト」の国際共同プロジェクト始動。
2011年
神戸にて「劇団ティクバ+循環プロジェクト」上演。滋賀に巡演。(振付・総合演出:砂連尾理)
2012年
「劇団ティクバ+循環プロジェクト」ベルリン、京都にて巡演。(振付・総合演出:砂連尾理)
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2019年
新たなプロジェクトとして、「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」プロジェクト始動。
ソウルを拠点に活動する「TRUST Dance Theatre」と森田かずよ、DANCE BOXのコラボレーション企画として、ダンス作品を制作し、神戸にて上演。
2020年
オンライン・フェスティバル「MISH MASH FESTIVAL」にて、ダンスパフォーマンス、トーク、公開講座などを開催。
2021年
身体障がいをもつ関西を拠点に活動するパフォーマーが集結し、自らつくることに加えて、他者の身体・表現にも踏み込み振付・演出に担う、トライアル公演 「未見美(Mi-Mi-Bi)」制作をスタートする。
トライアル・ダンス公演 「未見美(Mi-Mi-Bi)」上演を機に、ダンスカンパニー「Mi-Mi-Bi」結成。
豊岡演劇祭フリンジセレクションに参加し、フルレングスのダンス作品『未だ見たことのない美しさ』を豊岡にて上演。話題を呼ぶ。(演出:森田かずよ/演出補佐:内田結花)
ゲーテ・インスティトゥート×ドイツ国際演劇フェスティバル Festival Theaterformenの共同プロジェクト「A Gathering in a better world」プログラムディレクターを務める。
2023年
文化庁委託事業として、兵庫県立聴覚特別支援学校にて2日間のアウトリーチを行う。
『未だ見たことのない美しさ〜神戸ver.〜』を神戸/新長田にてリ・クリエイション上演。(演出:森田かずよ/演出補佐:内田結花)
TBSテレビのドキュメンタリー番組「解放区」にて『旅する身体〜ダンスカンパニーMi-Mi-Bi〜』が放送され話題を呼ぶ。(監督:渡辺匠、志子田勇)
2024年
日本の舞台公演をオンラインで世界に届ける「STAGE BEYOND BORDERS」にて、Mi-Mi-Biドキュメンタリー『あたらしい言葉』が6ヶ国語の字幕付で配信される。(監督:渡辺匠、志子田勇)
TBSドキュメンタリー映画祭に選出され、『旅する身体〜ダンスカンパニーMi-Mi-Bi〜』が、全国6都市(東京、大阪、京都、福岡、名古屋、札幌)の映画館にて上映される。(監督:渡辺匠、志子田勇)
Resident Island Dance Theatre(台湾)やCarina Ho(アメリカ)などと国際交流事業を展開
豊岡演劇祭に招聘され、豊岡演劇祭2024公式プログラムとして、カンパニー2作目となるフルレングスのダンス作品『島ゞノ舞ゝゝ』(しまじまのまいまいまい)を上演。(演出:内田結花・森田かずよ/ドラマトゥルグ:筒井潤)
コアメンバー
障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。