横浜を拠点に、精神障害・精神疾患を抱える当事者と自分たちの経験をもとに
オリジナルの演劇をつくる活動をしている「OUTBACKプロジェクト」。
このたびは8/25の神戸公演に先駆けて、(▶︎神戸公演の詳細はこちら)
「OUTBACKプロジェクト」の活動を追ったドキュメンタリー映画を
7月12日(金)、神戸市長田区の多世代型介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」にて上映します。
どんな劇を、どんなふうにつくっているのか、
そしてOUTBACKの人たちがどんな人たちなのか、
知っていただく機会になればと思います。
ドキュメンタリー映画
「わたしを演じる私たち」
(2024年/89分 監督:飯田基晴)
2021年に横浜で始まったOUTBACKアクターズスクール。精神疾患を持つ人たちが、自らの実体験を盛り込んだ演劇公演に挑む、その過程に密着した。メンバーの豊かな個性がそのまま劇中のキャラクターとなり、それぞれの困難な人生が、ユーモアに反転されて物語へと紡がれる。公演が近づくにつれ、緊張から体調を崩すメンバーも現れる。舞台というフィクショナルな空間に各々の人生が凝縮され、演劇はドキュメンタリーへ変容する。
撮影:飯田基晴 常田高志 土屋トカチ
編集:飯田基晴
監督:飯田基晴
製作:映像グループ ローポジション
助成:横浜市地域文化サポート事業・ヨコハマアートサイト2022
OUTBACKプロジェクトとは
OUTBACKプロジェクトとは、横浜で精神疾患のある人たちの支援に関わってきた中村マミコとジャーナリストの佐藤光展が中心となり、2021年に立ち上げました。日々の活動の中で、この社会が精神疾患当事者に誤ったイメージ(偏見)を抱いていることを痛感し、当事者の声を社会に向けて発信していく必要性を痛感したためです。メンタルヘルスの不調に悩む人たちが、自分達の経験をオリジナルの劇にして、自らの言葉、声、体を通して発信していくOUTBACKアクターズスクール(演劇学校)を活動の核とし、講演会や出版、YouTubeでの動画配信など様々なメディアでの普及啓発活動、当事者のエンパワメントにつながる活動も行っています。
ホームページ:https://outback-jp.com/
YouTube:OUTBACKプロジェクトチャンネル
googleフォーム、または、電話、E-mailにてご予約ください。
googleフォーム
電話 078-646-7044 (平日10:00-17:00)
メール info-db@db-dancebox.org
※ご予約なしでもご入場いただけますが、会場の準備の都合上、ご予約いただけると嬉しいです!
障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。