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〈協力事業〉鈴木ユキオ×Stopgap Dance Company 国際共同制作プロジェクト「Beyond!」

Beyond!は、鈴木ユキオとイギリスのインクルーシブダンスStopgap Dance Companyの数年にわたる交流から生まれたプロジェクト。2年をかけコラボ作品を創作する。今年度は、両国でのクリエイションの過程を発表するshowingと、ゲストパフォーマンスに日本のインクルーシブダンスMi-Mi-Biを迎えた2作品を競演する。

※末尾に主催者より大切なご報告とお知らせがごさいます。

 

日時:2025年9月14日(日) ①14:00 ②18:30★☆
9月15日(月祝) ③14:00★
       ※各回30分前開場
       ★②③は手話通訳付
       ☆②はアフタートーク有

会場:ArtTheater dB KOBE (神戸市長田区久保町6丁目1番1号 アスタくにづか4番館4階)

料金:早割【8/24まで!】:2,000円
一般: 3,000円 (※1)
割引: 2,000円 (※2)
中高生: 2,000円
小学生以下: 無料
*当日券は、各300円増し
(※1) 介助者1名まで無料でご案内 (※2) 対象:長田区民
※介助者1名まで無料。チケット購入時に備考欄にお書き下さい。
※車椅子でご来場の方は、客席の準備のため、チケット購入時に備考欄にお書き下さい。

WEBサイト:https://kingyocompany.wixsite.com/yukiostopgap

 

ご予約

Peatix、またはお電話にてご予約ください。
・オンライン購入ご希望の方→ Peatix
・当日劇場にてお支払い希望の方(現金のみ対応)→ TEL:078-646-7044(平日10:00-17:00)

 

 

鈴木ユキオ×Stopgap Dance Company
国際共同制作プロジェクト「Beyond!」

第1部

ダンスカンパニーMi-Mi-Bi
『少年少女』


ー私の身体は空と繋がっている

演出:紅玉(千日前青空ダンス倶楽部)
出演:森田かずよ、福角幸子、KAZUKI、三田宏美、も
photo by Junpei Iwamoto

 

第2部

鈴木ユキオx Stopgap Dance Company
『ピース&クワイエット』


ー出会ったとき、同じ空気をすっていた
あなたの話に耳を傾けながら、私は自分の声を聞いていた

振付・構成・演出:鈴木ユキオ
共同演出:Lucy Bennett
振付補佐:安次嶺菜緒
Accesser:Mignon Riggs
出演:Monique Dio Jarreett*、Hannah Sampson、山田暁、武田摩耶、鈴木そら

*Monique Dio Jarreettが怪我のため、やむを得ず本公演への出演を見合わせることとなりました。

 

第3部

フィナーレ
Stopgap x Yukio Suzuki Projects x Mi-Mi-Bi

 

 

 

プロフィール

Stopgap Dance Company

イングランドを拠点とするインクルーシブダンスカンパニー。創立メンバーのヴィッキー・バラムは「Stopgapは多様性から生まれる豊かさを大切にし、社会がどうあるべきか、どのようにあり得るかを示す、機能する生きた例にしたかった」と語る。障害の有無を超えた多様なダンサーが創作し、詩的でエモーショナルな作品を国内外で上演。創造的学習や包括的学習法の普及、障害者アーティストや次世代リーダーの育成にも尽力し、社会の多様性と可能性を示し続けている。
https://www.stopgapdance.com
 
 
 

鈴木ユキオ

世界50都市以上で活動し、しなやかで力強い身体表現で多くの観客を魅了。既存のダンスにとらわれない手法を常に模索し、シビウ国際演劇祭やTANEC PRAHAなどの国際フェスティバルで高い評価を得る。また幅広い年齢層の方と共に作品を創作。身体表現と感覚を自由に開放し、個性や感性を刺激する表現を生み出す。インクルーシブダンスでは、視覚障害者との作品制作や養護学校でのワークショップなど、多岐にわたる支援を行っている。国内外での活躍を通じて、ダンスの力で多様性を広め続けている。
https://kingyocompany.wixsite.com/yukiosuzuki
 
 
 

ルーシー・ベネット

2012年Stopgapの芸術監督に就任。同カンパニーのために高く評価される作品を数多く創作してきた。多様な身体性を持つダンサーたちの相互作用からうまれる想像力を重視し、人間の物語を繊細かつ力強く描く作品を生み出してきた。『Artificial Things』(2013)はダンス映画として2019年Best Screen Choreographyを受賞。また構想・振付した『Lived Fiction』(2024)がガーディアン紙の「2024年ベストダンス」にノミネートされ、2025年にはOneDanceUKアワードの「ダンスにおける革新賞」を受賞した。さらに革新的なアーティスト育成プログラムを開発し、ヨーロッパやアジアにおいてインクルーシブな振付や教育実践の分野で著名な存在となっている。
https://www.stopgapdance.com/biographies/lucy-bennett/
 
 
 

モニーク・ディオール・ジャレット

ダンスアーティスト。車いすダンスの国際チャンピオン、ボディポジティヴ活動家、インフルエンサーとして多方面で活躍。障害者を支援する全国的な広告キャンペーンやHollyoaksなどのBBC人気テレビドラマに助演として出演。2021年のパラリンピックチームGBの凱旋セレブレーションに出演するなど、パフォーマーとして従来の障害者の物語を問い直し変革するために表現の可能性を広げている。最近では、Stopgapの『Lived Fiction』(2024年)に出演・協働し、同団体で1年間「フューチャーリーダー」としてアシスタント芸術監督の研修を受けた。
https://www.stopgapdance.com/biographies/monique-dior-jarrett/

※モニーク・ディオール・ジャレットが怪我のため、やむを得ず本公演への出演を見合わせることとなりました。
 
 
 

ハンナ・サンプソン

ダンスアーティスト。Stopgapのユースメンバーとして若い時から参加し、2016年からメインチームの主要メンバーとして国内外のツアーに多数出演している。英国全土の学校で上演し、アルバニア大統領の前でも上演されたクリス・パヴィア振付『Shadowed Voices』(2010)で重要な役を演じたほか、野外公演の『Frock』(2019)や受賞作品『Lived Fiction』(2024)など、数多くのプロダクションで欠かせない役割を果たしてきた。長年にわたる活動と舞台での存在感を通して、彼女はStopgapの創作チームにおいて不可欠なパフォーマーとなっている。
https://www.stopgapdance.com/biographies/hannah-sampson/
 
 
 

安次嶺菜緒

3歳からクラシックバレエを始め、お茶の水女子大学・舞踊教育学コース卒業。鈴木ユキオプロジェクトでは、多くの作品に出演する他、振付補佐・ワークショップアシスタントも行っている。個人の活動では、自身の振付作品の発表、山田せつ子との共演などダンサーとしての活動の他、大学非常勤講師、子供ダンスWS講師も担当。STスポットラボ20「ラボアワード」受賞。
 
 
 

山田曉

新潟県出身。大学在学中に、鈴木ユキオの学生への振付作品に出演し、それがきっかけで「堆積-Accumulations-」京都公演にアンダースタディとして参加。その後2019年からカンパニーダンサーとして国内外の鈴木ユキオプロジェクトの活動に参加する。個人でも活動しており、中村蓉や伊藤郁女の作品にダンサーとして参加するほか、BUoYやセッションハウス、カフェムリウイなどで自身の作品を発表している。
 
 
 

武田摩耶

愛知県出身。2017年日本女子体育大学舞踊学専攻卒業後、2019年に渡英。2022年Trinity Laban MA Creative Practice: Dance Professional 修了後、ロンドンを拠点にJody Oberfielder、Marie Chabert、Shobana Jeyasingh等の作品に出演する他、自身のソロ作品を国内外のフェスティバルで上演。2025年3月に日本帰国後、愛知県を拠点に国内外での活動を模索している。10 Sentidos Choreography Competition, YDC 2024 Competition Ⅰファイナリスト。
 
 


 
 

Mi-Mi-Bi

社会や暮らしのなかに障害を覚える身体のパフォーマーを含む、コンテンポラリーダンスカンパニー「Mi-Mi-Bi(みみび)」。それぞれに異なる身体性や感覚、世界の捉え方を観客と共有できる方法を模索し、作品創作を行なっている。2022年に結成し、豊岡演劇祭2022フリンジセレクションにて『未だ見たことのない美しさ』を上演。豊岡演劇祭2024の公式プログラムとして招聘され、新作『島ゞノ舞ゝゝ』(演出:内田結花、森田かずよ / ドラマトゥルク:筒井潤)を発表。2025年は、台湾・韓国のカンパニーと共同制作を予定。NPO法人DANCE BOXを拠点に活動中。
Photo by Junpei Iwamoto
 
 
 

紅玉

大阪生まれ。1972年土方巽の舞踏に出会って以来、独自に舞踏を研究し始め、74年より北方舞踏派の設立に参加。 舞踏手として山形・北海道を拠点に活動。2000年、演出・振付家として「千日前青空ダンス倶楽部」を結成。 代表作「夏の器」「水の底」は国内外で多数上演。2005年、大阪市咲くやこの花賞受賞。動くのではなく、動かされる身体に着目。形にならない至らない気配から、踊り手の存在、美しさを引き出す。踊りの根源を見据えつつ、同時代におけるダンスの可能性を探求している。
 
 
 

森田かずよ

ダンサー・俳優。先天性の障害を持って生まれ、18歳より表現の世界へ。
演劇・ダンスの枠を超えて国内外の公演に出演。東京パラリンピック開会式ソロダンサー。
NHKドラマ『パーセント』出演。「こここ」にて「森田かずよのクリエイションノート」を連載中。
多様な身体を対象としたダンスのワークショップを日本各地で展開。また国際交流基金舞台芸術国際共同制作オブザーバー、障害者文化芸術活動推進有識者会議構成員を務めるなど多様な人が交わる創作現場に身をおき、環境整備にも関わる。
神戸大学で修士号(学術)を取得。2024年より大阪大学人文学研究科人文学専攻博士後期課程在籍中。
NPOピースポット・ワンフォー理事長。ミックスエイブルダンスカンパニーMi-Mi-Bi所属「Performance For All People.CONVEY」主宰。
 
 
 

福角幸子

神戸市に生まれる。脳性マヒによる手足、言語障害をもちながら自立生活を始める。結婚後、奈良たんぽぽの家、わたぼうし語り部学校に入学。その後、語り部として各地で公演するほか、絵本『めざしのジョニー』学習研究社より出版。舞台の活動は、エイブルアート・オンステージ日英共同企画飛び石プロジェクト公演『血の婚礼』、じゆう劇場、トリコ・A『へそで、嗅ぐ』、ダンスボックス主催「循環プロジェクト」「Thikwa+Junkan Projekt」に参加し国内外の公演に出演。2022年からミックスエイブルダンスカンパニーMi-Mi-Biメンバーとしても活動している。人との出会いの中で「幸子WORLD」を築きたい。
 
 
 

KAZUKI

ろう者。俳優・身体表現者・手話パフォーマー。
音楽のある手話表現、無音コンテンポラリー、手話ポエムなど、様々な身体表現者として活動。現在、VV(ビジュアルバーナーキュラー)にも挑戦中。ろう者による視覚的な表現手法を用い、様々なパフォーマンスでろう者も聴者も誰もが観て楽しめる世界観に挑戦している。映画・舞台俳優としても活動し、近年では、映画『ヒゲの校長』『沈黙の50年』、手話裁判劇『テロ』(第1回 関西えんげき大賞 優秀作品賞受賞作)など多数出演。九州国際ダンスコンベンションバリアフリー部門 準優勝、日韓ワールドダンス大会 パラ部門 優勝。全国手話パフォーマンス甲子園では審査員を務める。デフアクターズ2期生。NHK「おはよう関西」、「東京パラリンピック開会式」出演。2025年11月下旬、TOKYO FORWARD 2025 文化プログラム『TRAIN TRAIN TRAIN』(振付演出:森山開次 / 音楽:蓮沼執太)出演予定。2022年より「ダンスカンパニーMi-Mi-Bi」メンバーとしても活動。
 
 
 

三田宏美

手話の持つ身体性・音楽性に惹かれて舞台表現活動を開始。ろう者難聴者メンバーとのサインダンス(手話ダンス)チーム活動を経て、舞台での表現や舞台をはじめとする文化芸術分野での手話通訳等を行っている。ダンスボックス主催事業「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」協働メンバー。人と人の身体や感覚の交わるところ、そこから立ち上がるものごとに関心がある。サイレント・ダイアログ・カフェ主宰。
 
 
 

 
 
 

俳優でもなくダンサーでもなく、パフォーマンスアーティストでもなく、
ただの人が、ただの生き物として舞台に立ち、その責任を果たしていることがある。
冷戦期の台北で子ども時代を送る。バブル期の頃は東北のごみ焼却場で働いていた。
東日本大震災の翌年、東京から京都に引っ越した。
舞台芸術にはまったく興味がなかった。
ある時からコンタクトインプロビゼーションのワークショップに継続的に参加、時々舞台に立つようになった。ただの生き物として。

 


 

鈴木ユキオ×Stopgap Dance Company国際共制作実行委員会より
ご報告とお知らせ

大変残念なお知らせを二つご報告致します。
第一部Mi-Mi-Biの演出を担当していた紅玉こと大谷燠氏が27日心不全のため急逝されました。
氏はDANCE BOXの理事長として長年芸術振興に努め、多くのアーティストに愛され、数々の功績を残されました。
今回取り組まれていた新作の演出作品を、ダンスカンパニーMi-Mi-Biメンバーで引き継ぎながら上演致します。
そして第二部、鈴木ユキオとStopgapのコラボ作品に出演予定だった車椅子のダンサーMoniqueが、不慮の怪我のため来日できなくなりました。
現在入院中で回復を待っています。作品は彼女の不在を映したまま上演致します。
人間の崇高な魂や強い意志を宿した私たちの身体という器は、こんなにも脆く危ういものだと実感させられます。
それでもそれだからこそ、一瞬一瞬の今を私たちの身体と心は懸命に生きています。
この上演をかけがえのない生命のきらめきの送り火として、大谷氏を葬送したいと思います。

「Beyond!」 プロデューサー花光潤子

 

クリエイションが始まる直前、今回の出演者であり、これまでのワークでもいつも明るく満面の笑みで挑戦してくれたモニクが怪我をしました。このクリエイションと日本での公演を心待ちにしてくれていた一人だったので、私も心から残念ですが、本公演の出演はキャンセルすることになりました。
イギリスでのクリエイションおよび成果発表のショーイングは、Stopgap Dance Companyの心強いダンサーたちが、沈みそうになる私の気持ちを、彼らの素晴らしい身体とダンスで支えてくれました。心から感謝します。

そして、神戸では、彼らと共に作った作品を、「モニクの不在」そのままの形でお見せしたいと思っています。彼らの身体は、いつもとてもギリギリのところにいるということ、そして、その身体で真正面から表現に向かっていることを、実感した機会になりましたが、それと同時に、彼らの存在が唯一無二であること、エネルギーに満ち溢れていることに心から感動しています。
私たちの決断を、「PEACE AND QUIET」への思いを、そして、すべてのダンサーへのリスペクトを、ダンスボックス神戸で目撃していただければ幸いです。

鈴木ユキオx Stopgap Dance Company 国際共同制作
ディレクター 鈴木ユキオ

イベント情報

日程
2025年9月14日(日)、15日(月祝)
*各回30分前開場 *各回手話通訳付 *9/14 18:30の回はアフタートーク有
時間帯
9/14(日) ①14:00 / ②18:30
9/15(月祝) ③14:00
場所
ArtTheater dB KOBE(神戸市長田区)
料金
早割【8/24まで!】:2,000円

一般: 3,000円 (※1)
割引: 2,000円 (※2)
中高生: 2,000円
小学生以下: 無料

・当日券は、各300円増し

(※1) 介助者1名まで無料でご案内
(※2) 対象:長田区民
申し込み方法

Peatix、またはお電話にてご予約ください。

・オンライン購入ご希望の方→ Peatix

・当日劇場にてお支払い希望の方(現金のみ対応)→ TEL:078-646-7044(平日10:00-17:00)

備考欄
【お問合せ】
NPO法人DANCE BOX
TEL:078-646-7044(10:00-17:00)
MAIL:info-db@db-dancebox.org

NPO法人魁文舎
MAIL:info@kaibunsha.net 


主催:鈴木ユキオ×Stopgap Dance Company国際共制作実行委員会
共催:独立行政法人国際交流基金
共同制作:鈴木ユキオ×Stopgap Dance Company国際共制作実行委員会、独立行政法人国際交流基金
助成:日本国万国博覧会記念基金、公益財団法人セゾン文化財団
制作協力:NPO法人魁文舎、YUKIO SUZUKI projects、NPO法人DANCE BOX

スタッフ
プロデューサー:花光潤子(NPO法人魁文舎)
制作:文(NPO法人DANCE BOX)、安次嶺菜緒(YUKIO SUZUKI projects)
介助者:Mignon Riggs
日英通訳・翻訳:土屋春菜
手話通訳:髙口春野、新納真梨子、箕浦伸子、三田宏美
宣伝美術:井原靖章

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こんにちは、共生社会とは

障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。

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