盲・ろう者含む身体に障がいのあるアーティストによるミックスエイブルカンパニーMi-Mi-Bi(みみび)。今回は、兵庫県豊岡市で開催された「豊岡演劇祭2022」フリンジセレクション作品として、新作ダンス公演『未だ見たことのない美しさ ~豊岡ver.~』を上演しました。
豊岡演劇祭2022 公式サイト:https://toyooka-theaterfestival.jp/2022/program-event/4662/index.html
Mi-Mi-Biの旗揚げ公演でもあった今回。
拠点の神戸・新長田から豊岡へ移動し、「旅」をテーマに展開しました。
演出は、義足のダンサー/俳優として国内外で活躍する森田かずよ。振付・出演には、ろう者でサインパフォーマーとして活動する「手の表現者」KAZUKI、音や光・感覚を捉え空間と踊り視覚障がいをもつ武内美津子、車イスを身体の一部として駆使し表現と向き合う福角宣弘、語り部であり俳優としても活動する福角幸子。踊る手話通訳士の三田宏美とダンサーの内田結花。
7名の異なる身体と音楽家・日野浩志郎による音、神戸のファッションブランド・bdeの衣裳、俳優の橋本実弥の字幕とともに、未だ見たことのない旅へと誘いました。
▶︎当日パンフレット
【記録写真】
提供:豊岡演劇祭実行委員会
撮影:©igaki photo studio
豊岡演劇祭2022フリンジセレクション作品
Mi-Mi-Bi from DANCE BOX
『未だ見たことのない美しさ ~豊岡ver.~』
日程:2022年9月22日(木)18:00/ 9月23日(金・祝)14:00
※9/22 アフタートークあり(手話通訳付)
※9/23 13:00〜見えない人のための鑑賞ガイドあり
会場:豊岡市民プラザ
演出:森田かずよ / 演出補佐:内田結花
振付・出演:内田結花、KAZUKI、武内美津子、福角幸子、福角宣弘、三田宏美、森田かずよ
音楽:日野浩志郎
舞台衣装:bde
記録映像:志子田勇 (MOM & DAVID)
舞台監督:岩﨑孔二
照明:三浦あさ子
音響:西川文章
字幕:橋本実弥
手話通訳:三田宏美、濱名孝枝
フライヤー:岩本順平
制作:文、内田結花、橋本実弥
エグゼクティブ・ディレクター:大谷燠
主催:文化庁、NPO 法人 DANCE BOX
協力:NPO 法人プラッツ
後援:(公財)兵庫県芸術文化協会 文化庁委託事業「令和 4 年度障害者等による文化芸術活動推進事業」
フライヤー写真撮影協力:医療法人社団十善会野瀬病院
掲載情報:
▶︎美術手帖web「まちづくりと連携した演劇祭。「豊岡演劇祭2022」が3回目の開催へ」(2022.8.14掲載)
▶︎神戸新聞「<豊岡演劇祭2022後半の見どころ紹介>20~25日公演以外にイベント、ナイトマーケットも」(2022.9.6掲載)
▶︎神戸新聞「障害者らが現代舞踊 神戸拠点の団体、22、33日公演 豊岡演劇祭」(2022.9.22掲載)
▶︎NHK Eテレ ハートネットTV「森田かずよ 世界に一つだけ、私の身体」(2022.9.26放送)
障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。