「優れたダンスとは何か。その評価基準を決めるのは誰なのか。」
この問いを帯文として掲げた『完全に平等で、非常に差別的な――拡張のダンス史』(牧野美加訳、みすず書房)が2026年5月に刊行されました。著者でありパフォーマーでもあるキム・ウォニョンの作品が日本で上演されるのは今回が初めてです。
日本では、2018年の障害者文化芸術活動推進法の制定以降、障害と芸術をめぐる取り組みが広がってきました。しかし、障害当事者がコンテンポラリーダンスの現場でプロフェッショナルとして活動する基盤はまだ形成途上にあり、共に語る場も多くはありません。
本企画では、神戸を拠点に活動を重ねるダンスカンパニーMi‑Mi‑BiとProject Wonyoungの作品を併せて上演します。公演とトークを通じて、両作品のまなざしや感覚に触れ、身体を通して思考を深める場をひらきます。
日時:2026年11月14日(土)17:00◎ / 15日(日)15:00★
◎アフタートーク有 ★スペシャルトークイベント有
*両トーク、手話通訳・日韓通訳付き。
会場:ArtTheater dB KOBE
料金:【前売】一般:3,000円 / 障害者・学生・65歳以上・長田区民2,500円
donBuri会員・高校生1,500円 / 介助者・中学生以下: 無料
ご予約方法:
【オンライン購入をご希望の方】
Peatix:https://wk-mimibi2026.peatix.com
【当日受付でのご精算をご希望の方(現金のみ)】
Googleフォーム:https://forms.gle/o3NdPbucXLySr6Hc6
電話:078-646-7044(NPO法人DANCE BOX)
窓口販売:NPO法人DANCE BOX(平日10:00〜17:00 ※不定休)
車椅子でご来場の方
ご予約の際に、車椅子利用の旨をお伝えください。
ろう者、難聴者の方
トークには手話通訳が付きます。読み取りやすい席に移動していただくことができます。
見えにくい方
会場までのアテンドが必要な方は、11月5日までにお申し込みください。
その他
トークには、手話通訳・日韓通訳が入ります。その他、サポートが必要な場合は、予約時にお伝えください。
■ Wonyoung Kim × Chung Ji Hye
『 Moving as Prosthetics: Machine/Affordance/Care
(補綴としての動き:マシーン/アフォーダンス/ケア)』

二つの身体が補綴的な関係のなかで動く。
それは一方が他方を支えることではなく、周囲の観客の身体や車椅子が生むわずかな揺れ、床に散らばる小さな物たちと絡み合いながら、関係が絶えず変化していくことを意味します。そこには、ケアとしての接続、機械的な連結、そして動きを生むアフォーダンスが共存します。視線の交換、身体のあいだを屈折して移動するボール、異なる二つの身体がひとつの時間を共有する瞬間。舞台全体が“プロテーシス“として働くなかで、こうした出来事が静かに立ち現れます。
コンセプト・振付・出演:Wonyoung Kim
共同振付・出演:Chung Ji Hye
振付リサーチ:Lyon Eun Kwon
衣装デザイン:Hojin Jeong
サウンドデザイン:Morceau J. Woo
Accessibility Workshop design & Audio Description: Jahye Koo
Project Manager: Seoha Kim
Advisory and Research Collaboration:
Miryang Kang (KAIST Graduate School of Science and
Technology Policy),
Asa Ito (Tokyo Institute of Technology / Aesthetics),
Todo Works Co., Ltd. (Wheelchair Technology Collaboration)
制作:Project Wonyoung
委嘱:National Museum of Modern and Contemporary Art, Korea (MMCA)
■ ダンスカンパニーMi-Mi-Bi『 VISIBLE SCORE ー個々旅人の航海ー 』

ーからだが聴く。身体からオンガクが生まれる。ー
身体の特徴が異なる多様なメンバーが集まり、それぞれの感覚が交差することで生まれる未だ見たことのない美しさを探求するMi-Mi-Bi。今回は、ろう者の感覚を出発点としたコンテンポラリーダンス作品を上演します。光や身体の動きから流れ出すオンガクは、うねりや呼吸によって“音が見える”体験へと変わり、聴覚を前提とする舞台表現をやさしく反転させます。物語の軸は「船/航海」。異なる身体性が同じ船に乗り合わせるように、世界の捉え方が重なり、離れ、響き合う旅路として立ち上がります。
振付・演出:KAZUKI
出演:福角幸子、三田宏美、森田かずよ、KAZUKI(以上、Mi-Mi-Bi)/
Alain SINANDJA、田村みくり、中村ひとみ、福島頌子
手話通訳:新納真梨子、三田宏美
衣装:福岡まな実
協力:内田結花
■ 14日(土)
演出家・出演者によるアフタートーク
時間:18:45-19:30(45分)
登壇:Wonyoung Kim、Chung Ji Hye、KAZUKI、Alain Sinandja
■ 15日(日)
ゲストを交えてのスペシャルトーク「そこに身体があること—ダンス、障害、政治性」
異なる身体が舞台に立ち、ともに踊る。そのことは、ダンスに何をもたらすのでしょうか。「障害」や「インクルーシブ」という言葉との距離の取り方、身体の違いをどう捉え、表現へとつなげるのか。日本と韓国で異なる実践を続けてきたキム・ウォニョンと森田かずよが、それぞれの経験から語ります。芸術と社会運動、アイデンティティ、カンパニーという場、地域や制度との関係にも目を向けながら、身体を表現することの政治性と、ダンスを通して社会に働きかける可能性を考えます。
時間:17:00-18:30(90分)
ファシリテーション:田中みゆき
登壇:Wonyoung Kim、森田かずよ
※トークのみの申込みも可能(有料:1,000円)。
※トークのみご参加の方の受付は、<16:50>より行います。
上演の状況次第で、多少前後する場合があります。予めご了承ください。
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Wonyoung Kim / キム・ウォニョン |
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Chung Ji Hye / チョン・ジヘ |
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KAZUKI |
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福角幸子 |
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三田宏美 |
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森田かずよ |
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Alain SINANDJA |
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田村みくり |
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中村ひとみ |
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福島頌子 |
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【オンライン購入をご希望の方】
Peatix: https://wk-mimibi2026.peatix.com
【当日受付でのご精算をご希望の方(現金のみ)】
Googleフォーム:https://forms.gle/o3NdPbucXLySr6Hc6
電話: 078-646-7044(NPO法人DANCE BOX)
窓口販売 : NPO法人DANCE BOX(平日10:00〜17:00 ※不定休)
障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。