奈良・やすらぎの道にて開催される、パフォーミングアーツのイベント「マルジナリア」。そのプログラムの一つを、ダンスボックスとマルジナリアの協働でおこないます。ナビゲーターは、音楽家の江南泰佐さんと、武内美津子さん。お二人は、2月にダンスボックスの「こんにちは!共生社会!」の視覚ラボにて、視覚を使わないダンス作品を披露していただきました。今回のパフォーマンス・ツアーでは、お二人とともに、色や形、においや色・光、まちの記憶を一緒に探しながらゆったりとまちを散策します。
ナビゲーター:江南泰佐、武内美津子
マルジナリアについてはコチラ
江南泰佐
音楽やサウンドを介した他者とのコミュニケーションに強い関心をもち音楽と音、ダンス、演劇、朗読など他の表現との境目をトレースする活動を国内外で展開している。 他にもトークイベント、ラジオDJ、ワークショップ、CM楽曲制作、サウンドエンジニア、大阪音楽大学講師など音楽から派生する活動を続けている。https://www.facebook.com/kaionsaisyu/
武内美津子
2004年、51歳の時、突然病に倒れ生死の境を彷徨うも、薄皮を剥ぐように数年かけて回復。病気の影響で徐々に視力を失い、重度の視覚障害、下肢の麻痺を抱える。2014年より表現活動をはじめ、一人芝居では多数受賞。劇団活動にも参加し国内ツアー公演や海外公演にも出演。2020年度はNPO法人DANCE BOX「こんにちは、共生社会(ぐちゃぐちゃのゴチャゴチャ)」の視覚ラボにてソロダンスを踊る。詩や絵や書も書いている。
障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。