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レポート|多国籍ごちゃ混ぜカラオケ大会

2019.10.20

2019年10月20日(日)

長田区で暮らしたり活動したりしている、さまざまなルーツを持つ人たちが集まっての大カラオケ大会が開催されました。長田の恒例の行事になればいいと思えたイベント当日の様子を写真で振り返ります。

なお、本企画は「下町芸術祭2019 パフォーマンスプログラム」のひとつとして実施されました。

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ダンスボックスで滞在制作をしていたシカゴの振付家、エリン・キルマレイさんとダンサーの3人+新長田の女性1人がトップバッター。Spice Girlsのヒット曲「WANNAB」で一気に会場を盛り上げました。

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南インドから交換留学生で来日して1年というNiranjanさん。完璧な日本語で披露したのは「俺ら東京さ行ぐだ」。尼崎にあるピッコロ演劇学校に通っているそうです。

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最年少ながら、堂々たる歌いっぷり。ベトナム生まれ、2年前に神戸へやって来たNguyen Tran Thinhくんは小学5年生。ベトナムの雄大な歌「Doong Mau Lac Hong」を歌い上げました。

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打って変わってしっとりとした生ギターの演奏で、トリオ・ロス・パンチョス「キサス・キサス・キサス」を歌ったのはヤマウチリリーさん。インカの血を引いているそうで、ペルーから神戸にやって来て27年。ギターのセサル・セグラさんは従兄弟だそう。

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ここで本日のコメンテーター役、フランシス大和さんが登場。長田の神戸韓国語学園で歌謡教室の先生です。声量たっぷりに韓国歌謡と朝鮮歌謡の2曲を披露。

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冒頭から、司会進行はFMわぃわぃの金千秋さんが務めました。

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奄美・徳之島出身の米川宗夫さんと向江登美江さんは、シマ唄教室「ばしゃ山会」の主宰と会長。「朝顔節」「安室ぬ慢女節」の2曲を披露しました。奄美では歌会を開けば一晩中かかるそうです。

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4年前に来日、長田区のカラオケコンテスト「The Voice New’s Kobe」でグランプリ受賞という実績を持つVanh Acousticさん。曲の途中からマイクを手持ちに変えて、サビに向けて盛り上げていくあたりはさすが!歌ってくれたのはベトナムポップスの「La Lung」。

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4本マイクでなつかしのGSソングを次々とメドレーで披露したのは中谷紹公さん、綿貫功一さん、衣笠宥清さん、山本豊久さんという、新長田のダンディ4人組。シャララでデュワデュワなフリもあって、会場はこの日一番の盛り上がりに。

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4人組をそのままバックダンサーに従えて「上を向いて歩こう」を歌ったのは、ミャンマー出身で、現在は和田岬在住のNai Suke Hong Sanさん。こうやって歌い手が混ざりあっていくと、まさに紅白歌合戦のようです。

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トリを務めたのは、パジチョコリを着た朴利河さん。国立唱劇団の団員にして、新長田でスナックを運営されています。歌は「アリス」。

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最後に記念写真です。

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障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。

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