「視角ラボ」は、視覚障がいのある武内美津子さんと共に、視覚を使わないダンスを探求するプログラムです。
視覚を使うダンスと、使わないダンスはどう変化するのでしょうか。
一緒に踊りながら、考え、実験する時間を経てきました。
今回、美津子さんのソロ・ダンスをご覧頂きます。
新企画「耳からダンス」、3回目の振付は紅玉。
画面の向こうの皆さまもご一緒に踊りましょう!
音声(音楽や声)だけによる「振付」を配信します。
自由気ままに解釈しながら、密かにLet’s Dance !!
■視覚ラボ
ダンス・副音声:武内美津子
振付:紅玉
音楽:江南泰佐
ラボ・メンバー:稲吉、中島由美子
映像:SAKAZUKI Production(池田浩基、阪下滉成)
舞台:小林勇陽
照明:三浦あさ子
音響:西川文章
■耳からダンス
振付:紅玉
お茶の間MC:ミッシュマッシュムッシュ高橋、趙恵美
武内美津子(たけのうち・みつこ)
2004年、51歳の時、突然病に倒れ生死の境を彷徨うも、薄皮を剥ぐように数年かけて回復。病気の影響で徐々に視力を失い、重度の視覚障害、下肢の麻痺を抱える。2014年より表現活動をはじめ、一人芝居では多数受賞。劇団活動にも参加し国内ツアー公演や海外公演にも出演。詩や絵や書も書いている。
紅玉(あかだま)
大阪生まれ。1972年土方巽の舞踏に出会って以来、独自に舞踏を研究し始め、74年より北方舞踏派の設立に参加。 舞踏手として山形・北海道を拠点に活動。2000年、演出・振付家として「千日前青空ダンス倶楽部」を結成。 代表作「夏の器」「水の底」は国内外で多数上演。2005年、大阪市咲くやこの花賞受賞。
▼MISCH MASCH Festival ダイジェスト映像
障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。