「劇団Thikwa(ティクバ)」は、ベルリンを拠点に、障がいのある人・ない人もパフォーマーとして鍛錬される場として1990年に発足した劇団です。「循環プロジェクト」も、障がいのあるなしの境界を超えて、舞台表現と向き合うDANCE BOXのプロジェクト。2009年より、この二つのプロジェクトが出会い、ベルリンと神戸を行き来しながら、共に作品をつくり上演しました。2012年「Kyoto Experiment」公式プログラムでの上演を区切りに一旦終了。今回、9年ぶりに画面越しに再開、「お久しぶりトーク」を行います。
また、番組の最後には、新企画「耳からダンス」、画面の向こうの皆さまもご一緒に踊りましょう! 音声(音楽や声)だけによる「振付」を配信します。自由気ままに解釈しながら、密かにLet’s Dance !! 2回目は、内田結花。
■Thikwa+Junkan お久しぶりトーク 【LIVE配信】【ドイツ語】
出演:砂連尾理、中島那奈子、望月茂徳、カロル・ゴレビオウスキ、ニコ・アルトマン、ゲルト・ハルトマン、福角宣弘、福角幸子、西岡樹里、星野文紀
■「耳からダンス」
振付:内田結花
お茶の間MC:横堀ふみ、田中幸恵
劇団Thikwa(ティクバ)
1990年、障がいのある人・ない人もパフォーマーとして鍛錬される場として発足し、今日までベルリンでの舞台芸術シーンに一石を投じる役割を果てしてきた。以降、40以上の作品を、演出家や芸術団体等との共同作業によって制作され、国内外で上演を重ねる。
循環プロジェクト
障がいのある人・ない人の境界線を、舞台表現を通じて、クリエイティブに超える試みとして2007年始動。作品「≒2」は国内6箇所で上演。「Thikwa+Junkan Projekt」へは、循環プロジェクトのダンスチームの一部メンバーが参加。
内田結花(うちだ・ゆか)
ダンサー。2013年、NPO法人DANCE BOX主催「国内ダンス留学@神戸」2期に参加後、ダンサーとして、様々な振付家の作品に出演する。近年では、ダンサーの中根千枝との協働作品「暮らし」をシリーズ化し、屋内外問わず各地で発表を続ける。今回の「耳からダンス」では、身の回りに在る音や居る人を元に構成。
▼MISCH MASCH Festival ダイジェスト映像
障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。