パフォーマー自らつくること、他者の身体・表現にも踏み込むことに挑みます。自身の身体、自身の表現の可能性に向き合い、自ら創作した「ソロ作品」と、今回の出会いを形にした「グループ作品」を上演します。
メンバー
演出・振付・出演:大城桜子、KAZUKI、SO-MA、武内美津子、田村みくり、福角幸子、福角宣弘、森田かずよ
協働メンバー:三田宏美、西岡樹里、内田結花、紅玉、文
手話通訳:三田宏美、久保沢香菜
※大畑楽歩さんの出演はなくなりました。
アーティスト情報
大城桜子 1才半の頃、滲出性中耳炎により感音性難聴(重度・中途失聴)になる。2012年ミス・ユニバース・ジャパン沖縄ファイナリストメンバーに選出。2013年ミス&ミスターデフインターナショナル日本代表。東京2020年パラリンピック開会式出演。女優・モデルとして活動中。NHK「バリバラ」にて「障がい者は俳優になれないのか?」『神戸塾』にて塾生として勉強中。 |
KAZUKI 生まれつきろう者ソロサインパフォーマー。 代名詞は「手の表現者」。 手話と音楽を融合して表情、背景、物語を含めた「手の表現」で、目で聴く世界観をお届けし2017年プロサインパフォーマー活動として本格始動。ろう者も聴者も誰もが音楽の世界観を感じることができる手話歌を目指し、その他にも俳優、モデル、作手家(手話歌製作)も活動している。 |
SO-MA From Child Dancer 自分自身にも障害があり同じような肢体障害や知的障害を持つ子たちにダンスの楽しさを知ってもらうため、地元で障害者施設や介護施設などでダンス指導を行っている。自身も障害者ダンサーとして多方面での活動をしている。アートファンクブレイキン2on2部門にて2年連続優勝中。 |
武内美津子 2004年、51歳で突然病に倒れ生死の境を彷徨うも、薄皮を剥ぐように数年かけて回復。病気の影響で徐々に視力を失い、重度の視覚障害、下肢の麻痺を抱える。2014年より表現活動をはじめ、舞台活動は、一人芝居のほか、劇団活動にも参加し国内ツアー公演や海外公演にも出演。東京2020パラリンピック開会式出演。 |
田村みくり 1991年大阪市生まれ。エリスファンクレフェルト症候群という稀な先天性の病気により、6才から車いす利用。車いすダンスの魅力を伝えていくこと、ダンスで人を笑顔にすることを目指して現在、関西を中心に活動している。 |
福角幸子 神戸市に生まれる。脳性麻痺。語り部として各地で公演するほか、絵本「めざしのジョニー」学習研究社より出版。舞台の活動は、エイブルアート・オンステージ日英共同企画飛び石プロジェクト公演「血の婚礼」、DANCE BOX「循環プロジェクト「Thikwa+Junkan projekt」、じゆう劇場、トリコAの公演等に出演。人との出会いの中で「幸子WORLD」を築きたい。 |
福角宣弘 『骨形成不全症』病を持ち、車イス生活を続けるなか、車イススポーツ等で自分を楽しく表現。2007年よりDANCE BOXの「循環プロジェクト」「Thikwa+Junkan Projekt」に参加し、国内外の公演に出演。ダンスチームtea、じゆう劇場(2016~2019年)他でも表現活動を続けている。 |
森田かずよ ダンサー・俳優。「二分脊椎症・側湾症」を持って生まれ、18歳より表現の世界へ。「Performance For All People.CONVEY」主宰。国内外の多数の公演に出演し、TVなどメディア出演も多数。東京2020パラリンピック開会式出演。神戸大学人間発達環境学研究科修士学位取得。 |
障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。