音のない世界と音のある世界で、共に音楽やダンスをどう体験できるのか。身体を澄ませ、人と人、音のない世界と音のある世界との真ん中を探ります。勉強会や対話を繰り返して、耳の聞こえない人たちと一緒に内容を考えています。
※視覚情報を多く用意できるようにします。例)照明の活用、文字情報、手話の利用
ナビゲーター
AZUMI PIANO、三田宏美、田中幸恵
WS勉強会メンバー
榎本知奈美(oioi)、TAaKA、高野 裕子、中川綾二(oioi)、西岡樹里、松島亜希(いころ)、横尾友美、森田かずよ
AZUMI PIANO
ピアニスト 在独18年を経て、近年では認知症患者との「記憶を巡るコンサート」、音楽と自身の何かを交換し合う「Oto+」。パプアニューギニアの未開の村へ楽器を運び演奏指導するなど、国内外で多様な聴衆と共に豊かな音楽経験を共有する試みを継続している。今回は多感覚からのアプローチでの音楽体験を試みる。
三田宏美
ダンサー・手話通訳士。12歳で手話に出会い、やがて手話の身体性・音楽性の魅力にどっぷりハマって舞台表現を開始。言葉×身体×感覚をテーマに日常の”当たり前”を問い直す試みを続けている。’12-’15兵庫県立美術館「舞台芸術」、「国文祭・障文祭なら2017」他。「サイレント・ダイアログ・カフェ」主宰。
田中幸恵
ダンサー・ダンス教育者。’00年渡独。国立ケルン体育大学でエレメンタリーダンスを専攻(修士取得)。同時期よりドイツ国内外で活動を始め、ダンスフェス等に多数出演、ソロ活動も行う。帰国後、’11年よりダンスボックスに勤務。主に教育プログラムを担当し、アウトリーチの講師等を務める他、振付「地獄妖怪音頭」で、地域の子どもたちの人気を集める。
障がいの有無、経済環境や家庭環境、国籍、性別など、一人一人の差異を優劣という物差しではなく独自性ととらえ、幾重にも循環していく関係性を生み出すことを目的としたプロジェクトです。2019年に神戸市長田区で劇場を運営するNPO法人DANCE BOXにより始動しました。舞台芸術を軸に、誰もが豊かに暮らし、芸術文化を楽しみ、表現に向かい合うことのできる社会をめざす、多角的な芸術文化創造活動です。